DTPR(DeskTop PResentation)は、DTP(DeskTop Publishing)に比較するとなじみの薄い言葉かも知れませんが、米国では10年程前から盛んに使われて来ました。日本語に直訳すれば、机上でのプレゼンテーションと言うことになりますが、実際にはパソコンを使った、机上でのプレゼンテーション資料の制作ということが出来ます。 即ち、スライドやOHPフィルムを制作する場合、従来のような版下制作、写真処理による工程を極力電子化して省こうと言う考え方です。 また、DTPRは資料制作、見せ方においても非常に感覚的な要素を含んでいます。理論的に内容を説明すると同時に、感覚的に説得する要素も必要になるのです。デザイン、色、見せ方の演出なども十分に工夫しなければなりません。 DTPRでのスライドの制作については、インスタントフィルムを使わない限り現像処理は外部に依頼する必要がありますが、デザインはパソコン上で、撮影はフィルムレコーダーでと言った具合に殆どの仕事は机上で出来ます。 これにより全体の処理を個人で管理することが出来るので、制作時間、コスト、機密性などの点で大きなメリットが得られます。 またOHPフィルムについてもパソコン上でデザインを行い、カラープリンターで出力すれば出来上がってしまいます。 必要な機材も一体型パソコンとカラーインクジェットプリンターを揃えても20万円もあれば十分です。こうなるとまさにパーソナルDTPRとでも言えるほどになってきました。

写真からコンピューターに 
会議、学会等で使うスライドは、従来専門のスライド制作会社に制作を依頼するのが普通でした。そしてほとんどの業者は客からのイメージを元に墨で線を引き、写植やカラーフィルムを貼った版下を作りそれを撮影していました。 イラストや写真との合成は光学的に行い、その作業は高度なテクニックを必要としていました。こうして出来たスライドは腕の良いプロラボ(プロのカメラマン相手の現像所)であれば、最新のCGにも優るとも劣らない素晴しいものです。 しかし、版下を作るため時間がかかる、高度なテクニックがいる、修正に時間がかかる、コストがかかるといった欠点がありました。 この様な、光学処理による制作方法とDTPRによる制作方法とではどこが異なるのでしょうか。 DTPRによるスライド制作の要となるのはパソコンを中心としたコンピュータシステムであり、マッキントッシュによるシステムはその代表的なものです。光学処理により制作する場合と比べてはるかに一般的な機材ですむのです。 

DTPRによるメリットを考えてみると次のようにまとめられます。

・パソコン上の簡単な操作でスライドのデザインが出来る。
・変更が容易なのでインスタントフィルムを使うのならば、会議の直前でも
 修正ができる。(例えば、円グラフを棒グラフに、文字をゴシックから明朝に.等)
・スライドの内容はデータベースとして管理出来るので、年次毎の繰り返し使用、
 他のデータベースでの利用なども簡単に出来る。
・通信回線を使えば、他部署、支店間での同一資料の制作、変更が即時に可能。
・ドキュメントも含めた一連のプレゼンテーション資料制作の中でのスライド作成と
 位置付けられる。即ち、制作されたファイルは、出力形態によりハンドアウトで
 あったり、スライドであったりする。これにより他の形態での変更内容はデータ
 ベースの変更によりすぐにスライドにも反映できる。
・ロゴ、タイトル等、特定イメージのライブラリー化が出来る。
・制作費用は人件費、出力費用位で非常に安価である。
・すべての処理を社内で済ますことも出来、機密性が保たれる。
などです。

次にプレゼンテーションの発表形態を考えて見ましょう。従来、最も一般的に使われているのは、スライドプロジェクター、OHP(オーバーヘッドプロジェクター)の利用でしょう。 一般的な会社の場合、米国ではプレゼンテーションにスライドプロジェクターが使われるケースが非常に多いのですが、日本では逆に、OHPが多く使われます。 これは基本的にはプレゼンテーションの習慣の有無に関わっていると思われます。即ち、米国では手間ひまのかかるスライドを作ってでもインパクトのあるプレゼンテーションをしたいという考え方が一般的です。これに対して日本では話しの補助として簡単なOHPフィルムでも作っておこう、という位に考えている人が多いためです。 しかし、最近は日本でもプレゼンテーションの重要性が認識され始めてきたため、従来から使われていた医学会での発表、技術シンポジウムなどの他に、外資系を中心とした一般の会社でもDTPRによるスライドが使われています。また、パソコンの画面をプロジェクターにより直接大画面投影するオンラインプレゼンテーションも利用されるケースが増えてきました。このため、液晶プロジェクターが急速にオフィスに普及しています。どのような方法にするかは主催者の判断によって決まってしまうことが多い様ですが、プレゼンテーターの意見も十分に聞いた上で決めるべきでしょう。場合によっては機材を使い分ける方法も検討すべきでしょう。 スライド、OHP、オンラインプレゼンテーションの、長所、短所をまとめると図の様になります。                                              

  長所 短所
 スライド
・美しい画像が投影出来る。
・大会場でも使用出来る。
・コマ送りが容易である。
・持ち運びが容易である。
・制作に時間がかかる。
・会場を暗くする必要がある。
・出席者との対話がしにくい。
  OHP
・制作が容易である。
・明室使用が出来る。
・出席者との対話がしやすい。
・その場でフィルムに記入出来る。
・大会場では見にくい。
・投影画像に歪が生じやすい。
・ページ送りが面倒である。
・スライド並に美しくは作りにくい。
  オンライン
  プレゼン
  テーション
・フィルムに出力する必要がない。
・プレゼン直前まで修正が出来る。
・動画を表示出来る。
・機器を選べば大会場でも使える。
・装置が大がかりになる。
・バックアップが困難
・ハードソフトの環境合わせが必要。
・初心者には操作が難しい。






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